●小泉純一郎先生に捧ぐ (2001.04.10掲載)
【社長のひとり言《Classic》】
広島に延長の末、やっと勝った2001年4月7日の試合。
前半の6分、あの藤本の阿波踊りを生で見せられたとき、頭に血がのぼる、のぼる。
でも、俺の呪いが悪魔に届いたのか、奴は赤紙によって前半40分に帰らぬ人となった。
しかし、なんでそこから延長なのよ、相手は1人足りないのよ。
まぁ、愚痴からは何も生まれないので、よそう。
まずは田ノ上君、Vゴールおめでとう。
あの瞬間、ちょっとだけ笑ってしまった。素人から見るとトラップミスのように思えたが・・・。
まぁ、4月7日は試合以外にも面白いことがあった。
忘れないうちに書いておこう。
試合当日、俺は自宅を朝の8:30頃出発した。
右手には小道具であるポリバケツ、左手にはゲート旗代わりの力道山のパネル、そして黒いビニール製ゴミ袋にいっぱいの紙ふぶき。
太陽工務店のドカジャンを着こみ、頭に黄色いタオルを巻いて駅まで歩いた。
その間、何十人の人とすれ違ったことか。
駅に着いた。ガラスに映った自分の姿を見ると、明らかに、この春の陽気を受け、芽吹く季節で頭も芽吹いてしまった人そのもの。
あるいわ、今年デビューしたての浮浪者そのものであった。(今年デビューしたてなので靴がキレイ・・・そんな感じでした。)
あまりにも荷物がでかいので、自動改札が通れない。
電車に乗っても、俺の半径3mには誰も座らない、立たない、近寄らない。
そんな広々とした状態のまま柏駅に着いた。
さすがにスタジアムまで歩くのが、かったるくなったので、駅からタクシーに乗った。
タクシーの運チャンも、朝一番の客が俺だ。
ハッハッハッハ・・・
どんなに荷物が重くとも、どんなにみっともない格好で笑われようとも、辛いとは思わない。
逆に、笑われると嬉しく思う。
しかし、「○○ちゃんのお父さんですよね・・・」と娘の友達のPTA役員の親御さんに声をかけれたときは返答に困った。
思わず無視してしまったが、あの時はちょっと辛かった。
コラ!柏の選手よ!この辺のところをよ〜く読めよ。
サポーターは、このような困難な状況を乗り越えながらスタジアムに通っているのだゾ。
そういや、試合前の吾郎ちゃんの「ゴール裏は俺達の聖域だぜ!」という決めセリフ。
もう、何十回も聞いているけど飽きないね。
なんか、こう身がしまるねぇ。
これから闘うんだって気持ちにさせる。
あれだけは、誰にも真似することができない、吾郎ちゃんだけの専売特許だ。
その吾郎ちゃんと、俺たちは競馬部たるサークルを作ってアウェー代を稼いでいるのだが、まぁ結果はお寒い現実である。
勝負するのはG�汽�ンリーで、部員数は全員で12名。
毎回、1レースに1人千円を出しての大勝負。
だいたい、Jリーグはレース前日の土曜日に試合があるので、開門前に競馬部メンバー全員が集合して、あの馬がいい、この馬がいいとか言って会議する。
しかし、「競馬に負けるとレイソルが勝つ」というジンクスがあるので、実際のところ本気で当てようと思っている奴はいないのです。
まぁ、最初に思いつきで皆で馬券を買ったときに見事にハズレ、しかし、次の試合でレイソルが勝ったので、そのジンクスを継続する意味で、半分本気、半分洒落の縁起物として購入している部分が大きいのです。
皆から集めた千円札を毎回積み立てていれば、今ごろは相当な金額が貯まっていたことだろう・・・なんて言う奴がいたら、それはそれで吾郎ちゃんにドカーンと怒られるのだ。
そんな吾郎ちゃんの、競馬部での決めセリフがある。
それは、
「今回だけは俺に言わせてくれ」
というセリフである。
一応、買う馬券に関しては、競馬部メンバー全員の意見を聞いて決定するのだが、実際には、吾郎ちゃんの考えひとつで決まっていた。
他のメンバーから出た意見も、右から左にハイハイで終わってしまうのが常だ。
しかし今回はメンバー間の意見が対立し、白熱した議論となった。
そんななか、メンバーの1人がポツリと言った。
「こんなに意見しても、結局、聞いてくれないからなぁ・・・」
その通りなのだ。
今回の会議でも最後の最後で、水戸黄門が印籠を出すがごとく、出ました吾郎ちゃんの決めセリフ。
「今回だけは・・・、今まで口にチャックして我慢してきたけど、今回だけは俺に言わせてくれ!」
と言い、吾郎ちゃんの腹ひとつで、どの馬を買うのか決まってしまった。
「今回だけ・・・」と言いながら、毎回こうなのだ。
結果は桜散る・・・、ということになってしまった。
だから次節のレイソルは勝ちますよ。ヴェルディ、覚悟してね。
そんな、ヒトラーのような独裁者の吾郎ちゃんだが、メンバーから慕われいる。
何故なのか?
ここで、俺は、こんな話しを思い出す。
俺は自民党総裁に出馬する(2001年4月10日現在)と言われている小泉純一郎先生と、2年間ほど仕事をご一緒させてもらった事がある。
ご一緒と言っても片や大臣、片や下っ端の更に木っ端に位置するコッペパンの俺。
両者の間には約100名以上の人間が立ち並ぶほどの上下関係があった。
まぁ自慢じゃないけど、口も聞いてもらえない。
顔を合わせることすら許されない。
アハハハハ・・・
そんな俺が、上司に思いきって小泉先生と記念写真が撮りたいと話しをしたことがある。
当然、ノット・ナッシングだと思っていた。
その時の小泉先生は、まぁ負けちゃったんだけど小渕恵三さんとの自民党総裁選に、出馬を決める決めないというときで、たいへん忙しい時期であった。
俺みたいな木っ端と写真を撮るなんてことがあるとしたら、それはもう神懸り的なことなのだ。
当然、上司から返ってきた返事も「NO!」。
その場でダメと言われ、取り次いでもらえるわけなかった。
でも、俺はあきらめなかった。
エレベーターで、たまたま小泉先生の秘書の方に会い、思いきってお願いしてみた。
そこで思いがけない良い応えが返ってきた。
「まぁ、時間に都合がついたら返事しますからちょっと待ってて」
俺は嬉しかった。
しばらくして「○月○日の2時ごろ大臣室に来て下さい、その時なら写真OKです」という返事が返ってきた。
夢のような話しだった。嬉しかった。
でも待てよ、その日は柏レイソルの試合の日であった。
俺は、親戚の葬式だとかなんとか理由をつけて、既にその日の休暇届を出してしまった直後であった。
結局、記念写真の話しは、俺の方からケッてしまった。
サッカーだから蹴るなんてね・・・お後がよろしいようで。笑えない事実である。
おのれ〜、柏レイソルめ。
小泉先生は、当時、郵政省を国営から民営化へとか言って、一部の人間から非難をあびた。
おそらく郵政族の連中からは、悪魔といわれているだろう。
が、しかし、国のことを考えたら小泉先生は正しいと思う。
そして、俺みたいな木っ端に対しても「写真を撮ろう」という心遣い。
そこに俺は、おおげさかもしれないが吾郎ちゃんの姿がダブったのだ。
つまり、ゴール裏、はたまたレイソルのことを考え、時には悪魔のような意見をズバズバ言う。
嫌われることを恐れてはダメ。厳しいことも状況に応じてビシビシ言う事。
そして、メンバー1人ひとりに対し、優しさを忘れない。それがリーダーなのだ。
吾郎ちゃんも、いずれリーダーの座をおりる時がくるだろう。
若手たちよ学べ、そして育て。
ゴール裏のリーダーは吾郎ちゃん、汚れのリーダーはみゃ長、日本のリーダーは小泉純一郎だ。
最後に、小泉先生へ・・・。
あなたから頂いた御心づかいを、私は一生忘れません。
そして、その頂いたご恩に対し、少しでもお返しできたらと思い、今日は勇気を持って書かせて頂きました。
ぜひ1度、柏の試合を観にゴール裏に来て下さい。
でも、声を出さないと吾郎ちゃんに死ぬほど怒られます。そして、熱湯をかけられますよ。
広島に延長の末、やっと勝った2001年4月7日の試合。
前半の6分、あの藤本の阿波踊りを生で見せられたとき、頭に血がのぼる、のぼる。
でも、俺の呪いが悪魔に届いたのか、奴は赤紙によって前半40分に帰らぬ人となった。
しかし、なんでそこから延長なのよ、相手は1人足りないのよ。
まぁ、愚痴からは何も生まれないので、よそう。
まずは田ノ上君、Vゴールおめでとう。
あの瞬間、ちょっとだけ笑ってしまった。素人から見るとトラップミスのように思えたが・・・。
まぁ、4月7日は試合以外にも面白いことがあった。
忘れないうちに書いておこう。
試合当日、俺は自宅を朝の8:30頃出発した。
右手には小道具であるポリバケツ、左手にはゲート旗代わりの力道山のパネル、そして黒いビニール製ゴミ袋にいっぱいの紙ふぶき。
太陽工務店のドカジャンを着こみ、頭に黄色いタオルを巻いて駅まで歩いた。
その間、何十人の人とすれ違ったことか。
駅に着いた。ガラスに映った自分の姿を見ると、明らかに、この春の陽気を受け、芽吹く季節で頭も芽吹いてしまった人そのもの。
あるいわ、今年デビューしたての浮浪者そのものであった。(今年デビューしたてなので靴がキレイ・・・そんな感じでした。)
あまりにも荷物がでかいので、自動改札が通れない。
電車に乗っても、俺の半径3mには誰も座らない、立たない、近寄らない。
そんな広々とした状態のまま柏駅に着いた。
さすがにスタジアムまで歩くのが、かったるくなったので、駅からタクシーに乗った。
タクシーの運チャンも、朝一番の客が俺だ。
ハッハッハッハ・・・
どんなに荷物が重くとも、どんなにみっともない格好で笑われようとも、辛いとは思わない。
逆に、笑われると嬉しく思う。
しかし、「○○ちゃんのお父さんですよね・・・」と娘の友達のPTA役員の親御さんに声をかけれたときは返答に困った。
思わず無視してしまったが、あの時はちょっと辛かった。
コラ!柏の選手よ!この辺のところをよ〜く読めよ。
サポーターは、このような困難な状況を乗り越えながらスタジアムに通っているのだゾ。
そういや、試合前の吾郎ちゃんの「ゴール裏は俺達の聖域だぜ!」という決めセリフ。
もう、何十回も聞いているけど飽きないね。
なんか、こう身がしまるねぇ。
これから闘うんだって気持ちにさせる。
あれだけは、誰にも真似することができない、吾郎ちゃんだけの専売特許だ。
その吾郎ちゃんと、俺たちは競馬部たるサークルを作ってアウェー代を稼いでいるのだが、まぁ結果はお寒い現実である。
勝負するのはG�汽�ンリーで、部員数は全員で12名。
毎回、1レースに1人千円を出しての大勝負。
だいたい、Jリーグはレース前日の土曜日に試合があるので、開門前に競馬部メンバー全員が集合して、あの馬がいい、この馬がいいとか言って会議する。
しかし、「競馬に負けるとレイソルが勝つ」というジンクスがあるので、実際のところ本気で当てようと思っている奴はいないのです。
まぁ、最初に思いつきで皆で馬券を買ったときに見事にハズレ、しかし、次の試合でレイソルが勝ったので、そのジンクスを継続する意味で、半分本気、半分洒落の縁起物として購入している部分が大きいのです。
皆から集めた千円札を毎回積み立てていれば、今ごろは相当な金額が貯まっていたことだろう・・・なんて言う奴がいたら、それはそれで吾郎ちゃんにドカーンと怒られるのだ。
そんな吾郎ちゃんの、競馬部での決めセリフがある。
それは、
「今回だけは俺に言わせてくれ」
というセリフである。
一応、買う馬券に関しては、競馬部メンバー全員の意見を聞いて決定するのだが、実際には、吾郎ちゃんの考えひとつで決まっていた。
他のメンバーから出た意見も、右から左にハイハイで終わってしまうのが常だ。
しかし今回はメンバー間の意見が対立し、白熱した議論となった。
そんななか、メンバーの1人がポツリと言った。
「こんなに意見しても、結局、聞いてくれないからなぁ・・・」
その通りなのだ。
今回の会議でも最後の最後で、水戸黄門が印籠を出すがごとく、出ました吾郎ちゃんの決めセリフ。
「今回だけは・・・、今まで口にチャックして我慢してきたけど、今回だけは俺に言わせてくれ!」
と言い、吾郎ちゃんの腹ひとつで、どの馬を買うのか決まってしまった。
「今回だけ・・・」と言いながら、毎回こうなのだ。
結果は桜散る・・・、ということになってしまった。
だから次節のレイソルは勝ちますよ。ヴェルディ、覚悟してね。
そんな、ヒトラーのような独裁者の吾郎ちゃんだが、メンバーから慕われいる。
何故なのか?
ここで、俺は、こんな話しを思い出す。
俺は自民党総裁に出馬する(2001年4月10日現在)と言われている小泉純一郎先生と、2年間ほど仕事をご一緒させてもらった事がある。
ご一緒と言っても片や大臣、片や下っ端の更に木っ端に位置するコッペパンの俺。
両者の間には約100名以上の人間が立ち並ぶほどの上下関係があった。
まぁ自慢じゃないけど、口も聞いてもらえない。
顔を合わせることすら許されない。
アハハハハ・・・
そんな俺が、上司に思いきって小泉先生と記念写真が撮りたいと話しをしたことがある。
当然、ノット・ナッシングだと思っていた。
その時の小泉先生は、まぁ負けちゃったんだけど小渕恵三さんとの自民党総裁選に、出馬を決める決めないというときで、たいへん忙しい時期であった。
俺みたいな木っ端と写真を撮るなんてことがあるとしたら、それはもう神懸り的なことなのだ。
当然、上司から返ってきた返事も「NO!」。
その場でダメと言われ、取り次いでもらえるわけなかった。
でも、俺はあきらめなかった。
エレベーターで、たまたま小泉先生の秘書の方に会い、思いきってお願いしてみた。
そこで思いがけない良い応えが返ってきた。
「まぁ、時間に都合がついたら返事しますからちょっと待ってて」
俺は嬉しかった。
しばらくして「○月○日の2時ごろ大臣室に来て下さい、その時なら写真OKです」という返事が返ってきた。
夢のような話しだった。嬉しかった。
でも待てよ、その日は柏レイソルの試合の日であった。
俺は、親戚の葬式だとかなんとか理由をつけて、既にその日の休暇届を出してしまった直後であった。
結局、記念写真の話しは、俺の方からケッてしまった。
サッカーだから蹴るなんてね・・・お後がよろしいようで。笑えない事実である。
おのれ〜、柏レイソルめ。
小泉先生は、当時、郵政省を国営から民営化へとか言って、一部の人間から非難をあびた。
おそらく郵政族の連中からは、悪魔といわれているだろう。
が、しかし、国のことを考えたら小泉先生は正しいと思う。
そして、俺みたいな木っ端に対しても「写真を撮ろう」という心遣い。
そこに俺は、おおげさかもしれないが吾郎ちゃんの姿がダブったのだ。
つまり、ゴール裏、はたまたレイソルのことを考え、時には悪魔のような意見をズバズバ言う。
嫌われることを恐れてはダメ。厳しいことも状況に応じてビシビシ言う事。
そして、メンバー1人ひとりに対し、優しさを忘れない。それがリーダーなのだ。
吾郎ちゃんも、いずれリーダーの座をおりる時がくるだろう。
若手たちよ学べ、そして育て。
ゴール裏のリーダーは吾郎ちゃん、汚れのリーダーはみゃ長、日本のリーダーは小泉純一郎だ。
最後に、小泉先生へ・・・。
あなたから頂いた御心づかいを、私は一生忘れません。
そして、その頂いたご恩に対し、少しでもお返しできたらと思い、今日は勇気を持って書かせて頂きました。
ぜひ1度、柏の試合を観にゴール裏に来て下さい。
でも、声を出さないと吾郎ちゃんに死ぬほど怒られます。そして、熱湯をかけられますよ。


