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2008/08/13 水

弱った犬ほど注意しろ!

【みゃ長の独り言】

「千葉ダービー」なんて、特に意識したことはない。
一試合、一試合、大事に戦っていく。ただ、それだけ。
ダービーだからという特別な思いはない。
8月16日(土)ジェフ千葉戦にて、『日立台応援強化プロジェクト』というスタジアム企画が実施される。
相手は犬ッコロですか。
アウェーの時は、場所が近くていいんだが、とにかくウザったらしい・・・ぐらいの印象だったのだが、今はちょっとだけ違う。
2005年、柏がJ2に降格した。その翌年の千葉銀カップでの出来事。
『千葉はまかせろ!』というダンマクをスタンドに掲げやがった。
それと、『柏に携る者、すべて不幸であれ』という意味のダンマクも英語で掲げやがったらしいのだ。
なぜ「らしい」になっているかというと、なにせ英語で描かれりゃ全部「happybirthday」としか読めない俺。
最近になってから、当時そういうダンマクが掲げられていたとメンバーから聞いたのだ。
ならばやってやろう。ダービーじゃなくダビに伏せてやろう。
J2への片道キップを渡してやりたいが、でも今週じゃ、まだムリだな。
試合もまだまだ残ってるし。
ならば、J2への予約権を渡してやろう。
しかし、ここでみんなに言いたい!
犬をなめるな。
特に弱そうな犬ほどなめてかかってはいけない。
今回は、そんな俺の幼少時代の教訓の話をしよう。

「おーい、ミッキー!おいでー」
7歳の俺は、ミッキーという雑種の犬を毎日のように散歩させていた。
ミッキーはでかいのだ。
お世辞でも可愛いとはいえない。
ヨダレをいつもダラダラたらし、メヤニもべっとり、皮膚病のためアチコチにハゲがあるマダラの茶犬だった。
俺の言うことはなんでも、いや半分くらいは聞き分ける、頭が中途半端にイイ犬だった。
そんな散歩の途中に必ずスレ違う、プードルをつれて歩くババアがいた。
今でいうセレブなのであろうか。イヤミなババアだった。
ミッキーが近づこうとすると、「キタナッ」といってプードルを抱いてしまい、あからさまにミッキーを避けていた。
たしかにミッキーは汚いが、面と向かって汚いといわれりゃ7歳の俺でも頭にくるものである。
ある日、いつもどおり散歩させていると、ババアとプードルにいつもの場所ですれ違う。
その日は、ババアの機嫌が良かったのか、珍しく立ち止まり声をかけてきやがった。
「僕、いつも、お散歩、エライわね・・・」
なにせプードルというフカフカ毛の高級犬というのは、当時としては珍しく、一度でいいから、そのフカフカの毛をなでてみたかったという気持ちが強くあった俺。
「オバサン、ワンチャンなでていい?」と何も考えないで聞いたのである。
「いいわよ」といわれ、生まれてはじめての経験をした。
フカフカの毛に手を触れたのであった。
「これが、血統書付の犬なのか・・・。お目目もかわいい〜」とうっとり。
とそのとき、プードルが俺の小鼻にガブッと噛み付いてきやがった。
「ぎゃ〜」
痛いのなんのって、その様子を足元で見ていたミッキーが、なんとババアの足首にガブリと噛み付いたのだ。
どうやら、ミッキーは俺を助けようとしたらしい。
その後、俺のオフクロとババアとの間でなにやら一悶着あったのだが、結局、雑種であるミッキーは保健所に連れて行かれてしまった。
子供心にとてつもなくショックな出来事であった。
後日、俺の小鼻がバイ菌がはいったのであろう、赤くはれ上がりピエロのようになった。
一ヶ月間ほどドナルド状態であった。
そのときから、俺は小型犬がキライになった。
メンバーの家に遊びにいったとき、その家で飼っていたポメラニアンの首をしめたのも、そんな出来事があったからなのかもしれない。
舌だしてたな、あのポメラニアン。

小さいからってナメんな!
調子にこいて近づきゃ噛みつかれるぞ!
弱った犬ほど注意しろ!
土曜日は、最大の注意をはらい、いつもの三倍の応援をしてやろう。
みんなで『日立台応援強化プロジェクト』ってやつを成功させようじゃないか。