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2007/06/27 水

「勃て、ジャイアントロボ」福岡にて (2001.09.02掲載)

【社長のひとり言《Classic》】

8月、学生たちは夏休みだ。
俺が小学生のころ、夏休みになると朝の10時頃から夏休みスペシャル人気ヒーロー特集として、子供向け30分番組を3本、テレビで放送していた。
中でも好きだったのが、横山光輝原作の『ジャイアントロボ』だった。
主人公の大作少年が腕時計の通信機から「飛べ、ジャイアントロボ!」と言うと、巨大ロボットヒーローのジャイアントロボが「グウワッ・・」と叫び、少年の指示とおりに悪い怪獣をなぎ倒すのだ。
ピンチの時は必ず言うのだ、「立て、ジャイアントロボ!」
まぁ、この話はこの辺にして、本題の話にしようか・・・。

さぁ、パァーっと明るく行きましょうか。
福岡に行ってきました。飛行機でね・・・。
いったん柏に集合して、皆でいっしょに移動したのだが、柏への集合時間が、なんと8/25(土)の早朝、am4:30だ。
俺は集合時間の15分ほど前に集合場所に到着する。
しばらくして、きっかり30分になると吾郎ちゃんがやってきた。
でも、明らかに怒り顔・・・。なんか機嫌悪そうだ・・・。
ある若手メンバーの顔を見るなり、100万ボルトの落雷がドカーンと落ちた。鬼説教だ。
どうやら、その若手メンバーが、粗相をしたらしい・・・。しかられた理由は、ここでは省く。
ひとしきり若手メンバーをしかると、吾郎ちゃんは集まったメンバー全員の前でこう言った。
「遠征前に俺が怒ると、その試合に勝ったためしがない」
しかも、自身満々にキッパリと言い放った。
そ、そんな・・・・・・。
これから遥か九州まで出発しようというそばから・・・。
しかし、これは今までのジンクスとして、まぎれもない事実なのである。
とにかく気分をとり直して博多へ向かってGO・・・と、その前に羽田にGO。
羽田には順調に移動でき、離陸時間の1時間30分ほど前に着いてしまった。
時間をもてあました我々は、出発ロビーにブルーシートを敷き、その上でゴロリと横になって出発時間を待つ。
他の客にしてみると、なんとも異様な光景であろうか。
am10:00、博多に到着。タクシーでサッカー場に向かう。
さて試合は5-2で快勝だぜ!これで吾郎ちゃんのジンクスも破れたのだ。
何か久しぶりって感じだ。メチャメチャうれしかったぜ。
ありがとうレイソル!!

試合終了のホイッスルと同時に空港に向かって走り出す飛行機日帰り組のメンバー、そしてスタジアムを出ると車移動組のメンバーともお別れだ。
次回はみんなで博多で語り合いたいなぁと思いながら我々は、地下鉄の駅がある福岡空港に向かうためバス停まで歩く。
その時、俺の横には宇宙人らしき謎の生命体がいた。
博多弁で何か話しかけてくるではないか。
しかし、俺は怖いから無視する。しかし、そんなことにはおかまいなしにしゃべりかけてくる。
「やっぱ柏はつおいな。アビスパ、次は大丈夫かな。オレ、柏も好き。でも博多も好き」
俺の顔を見て笑いながら、壊れたテープレコーダーのように話してくる。
俺の得意技のひとつに、この手のオクレ系の人間を引き寄せてしまうという技があるのだが・・・、今回もその技が見事に決まった例だろう。
さて、サッカー場から駅までバス移動だが、なんとバス1台分がまるまるレイソルサポーターで満員になった。
まさに我々のための貸切バスといった感じだ。
うれしいついでに歌でも唄おうということで、車中のメンバー全員で「どうしたんだ・・・」を唄った。
調子にのった我々は2曲名に突入。
2曲目は、なぜかタイガーマスクのエンディングテーマ曲を大合唱した。
謎の生命体<博多>もいっしょに唄っていた。
その後、謎の生命体<博多>は地下鉄まで着いてきた、そして我々といっしょの電車にのる。
このままじゃ、どこまでも着いてこられちゃうと思い、我々はこの駅じゃ降りないよと見せかけてフェイントから、いきなり地下鉄を降りる。
車両内にひとりとり残された謎の生命体<博多>は、私をみつめながら、「と・も・だ・ち」とつぶやいていた。

さて、ホテルについて、夕飯もくったし、さぁ、次はやはり裸でしょう。
ホテルに常備されている浴衣の細い帯をまわしにして、気持ちだけ隠れたポコチン。
男6人で相撲部結成!
まずはすり足でホテルの廊下を稽古だ稽古だ。
次はホテルの壁にてっぽう、てっぽう。オッシ!オッシ!
当然、ホテルの警備員に見つかったけど誰もひるまない、はずかしがらない。
次はシコをふむ。
ヨイショーっと全員で掛け声。
疲れきって声もでない吾郎ちゃんもこれにはたまらず大笑い。
この面白さは文章じゃ書き表せない。
勇ましい相撲部員をここで紹介しよう。
貫禄も十分のミドリ(仮名)、玉と頭が隠れない大巨入(仮名)、さおだけ隠すバンビハンター(仮名)、玉丸出しグンジン(仮名)、全て丸出し幽一(仮名)。
玉丸出し相撲部は部活動は次回はどこだろうか?

さて、バカ騒ぎはまだ終わらない。
夜中のam1:30ごろだろうか、メンバーのひとりが俺の部屋の扉をあけ、
「社長、大巨入(仮名)さんがオナニーしてるんですよ。見にきてください」
と誘いの言葉。
笑いながら大巨入の部屋に入ると・・・クサッ!。
テレビの前にどかっとあぐらをかき、ポコチンをしごいているトランス状態の大巨人がいた。
そして、テレビのチャンネルは有料チャンネル。
しかし、金がないため画面は砂の嵐、かすかに聞こえる女性のあえぎ声。
「こんなんじゃ、ぬけないババ・・・」
と大巨入が言うと、誰かがチャンネルを変えた。
「これはどうですか?大巨入さん」
テレビの画面には動物の子育てドキュメンタリー番組が写る。ヤギの親子だった。
「たたないババ〜」
そりゃそうだろうな・・・。
この部屋には、他に5名ほどのメンバーがいたのだが、はずかしいという気持ちはどこにいったのか、ひたすらポコチンをしごく大巨入。
俺は胸が苦しくなり、自分の部屋に戻った。
ベットに横になると、なぜだろう、幼いころ夏休みのテレビで見たジャイアントロボのワンシーンが思い出された。
「たて、ジャイアントロボ。とべ、ジャイアントロボ」

しばらくして俺は部屋を出た。
その後の大巨入がどうなったのか、翌朝になってから他のメンバーから聞いた。
動物の親子でぬけない大巨入のために、貧乏人の5人が200円づつ出し合い、有料のHチャンネルを見せたのだが、好みのうるさい大巨入は、
「この女じゃだめ、顔が悪い。チェンジだババ・・・」
と贅沢にもダメ出しだ。
そこで、夜中のコンビニまでスポーツ紙を買いにいってきて、風俗欄のHページで・・・と思ったのだが、買ってきたスポーツ紙が家庭用だったため、目的の紙面がなかった。
「こらー、イチローでぬけるか!たたないババ」と文句をいう大巨入。
結局、2時間後に大巨入の携帯待ち受け画面に貼っているアイドルタレントでぬいたのであった。
「ババ〜!」
ビュッととばずに、どろどろとコップ半分ぐらい放出したらしい。
その後、ひと勝負終えた大巨入は、ぐっすりと眠りに入った。
「1日2回ぬかないとだめババー」と言って。