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2007/09/21 金

子煩悩

【みゃ長の独り言】

世間では、結婚式の祝辞を指名されることを嫌うらしい。
気の利いたスピーチを考えるのが、めんどくさいからなのか?
皆の前で話をするのが、恥ずかしいからなのか?
理由はいろいろあるのであろう。
だが、俺は違う。
頼まれなくても祝辞を述べたい。
披露宴ではスピーチがしたいのだ。
大勢の人が「めでたい、めでたい」といって集まる場所で、面白い事を言ってドカンと笑いをとる。
なんで、こんなにオイシイおもいを世間の人たちは嫌うのか、俺にはわからない。
俺は言いたい。
祝辞を述べる機会もなく、黙って拍手するだけの披露宴なら、俺を呼ぶな!

今回、なんでこんな話をするかというと、先日、太陽メンバーの結婚式が北海道でありました。
このメンバーは、仕事の都合で札幌に転勤になったのです。
で、相手の新婦が北海道の方なので、結婚式も北海道になったのです。
俺も呼ばれていたのですが、式の日程が新潟の試合とぶつかったもんですから、やもなく欠席です。
あっ、当然、結婚式のほうをね。
当人も日曜日なら試合とかぶらないだろうと考えたようですが、甘かったようです。

欠席のお詫びに祝電でも送ろうかと考えたのですが、普通の祝電では面白くない。
そこで、ビデオレターというものを撮りました。
約3分間ほど、俺一人でビデオカメラの前でスピーチを収録しました。
そいつにテロップや効果音などを入れ、編集したビデオをDVDに落とし、札幌の式場に送ってやりました。
式場の係りの人にも連絡して、「式当日、ブッツケ本番で流してくれ」と頼みました。
「くれぐれも事前に映像を確認したりしないように・・・」との注意もそえました。

まぁ、スピーチの内容はいたって普通の祝辞ですよ。
「おめでとう」からはじまって、御両親への挨拶、新郎との思い出話を少々。
あと、人生の先輩として、夫婦に関する忠告でしょ。
きわめて普通のスピーチでした。
ただ、一つだけ違うとしたら最後の言葉だけかな・・・。

「最後に二人にお願いがあります。一日も早く赤ちゃんをつくってください。○○さん(新婦の名前)、□□君(新郎の名前)は絶対に子煩悩なパパになりますよ、私が保証します。なぜなら、□□君はとっても子供が好き。あまりにも好きで、好きが高じて幼女に悪戯して、逮捕歴が二回もあるほどです」

後日、ビデオレターを流したときの会場の様子を聞いてみた。
ひとつ断っておくが、太陽メンバーである新郎は、某国営放送に勤務している。
スキャンダラスなことが新聞沙汰になる、お堅い職業だ。
新婦も同じく某国営放送に勤務しており、つまり、そこでの職場結婚だ。
披露宴会場には、新郎新婦の客人約200名が出席。
全員、国営放送勤務の冗談が通じない方々。
俺のスピーチで、それまで和気藹々としていた会場全体が、いっきにドンビキ状態になったそうです。
シーンと静まりかえる会場。
とその時、カッチャーンと新婦側の親戚が床に落としたフォークの音が、20メートル離れていた新郎にも聞こえたそうです。

なんでだよ、柏だったら大爆笑なのに・・・。